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2009年07月04日

裸の人間

        死刑囚の俳句たち


北さとり編著の「処刑前夜」という本の中に次のような文があり

ました。60年も前に処刑された死刑囚が書いた人間観です。

「ここ(獄中)におりますと、外では必要な飾りや嘘がいりませ

ん。いくらすましてみようとて、彼奴は罪人だと指さされ、自分

でもすなおにそれを認め、詫びるよりほかに道のない身。ここに

は裸になった人間の本当のすがたがあります」。



異空間の俳句たち編集委員会が発行した「異空間の俳句たち」に

に依りますと、「孤独」、「絆  母」、「わが罪」、「生きる」、

「別れ」、「いのちこよなし」に章分けされて、編集されてあり

ました。



「孤独」から印象に残った句を紹介します。



        冬晴れの天よつかまるものがない



        冬夕焼け愛したくなる誰も彼も



身のうちの虚空に懸かる旱星



眼裏は瞑りて覗く門火かな



哄笑のごとく石榴は天に裂け



説明不要の心の叫びがひしひしと感じられます。私も裸の本当の



自分を見てみたい、そんな俳句を作りたいと願ってます。


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posted by かねやん at 13:02| 沖縄 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 老人奮戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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